そっと痛みを分かち合う世界で

こういう書き方しかできないのですが、
月刊テレビガイドのすばちゃんのお写真のところのコメントに、「俺は“生きてること”が幸せやと思うし、そう感じられる毎日を送れたらええな」とありました。多分、この取材は今回のことが起こる前に行われたものだと思います。わたしは、こんなことが起こらなければ気づかなかったのに、すばちゃんは常々こう思って生きてきたのですね。その繊細さと優しさに少し泣けました。

だから、すばちゃんの声を聞くと安心するのかな。すばちゃんの笑顔を見ると満たされるのかな。正直、もう何を見ても心に響かない状態でした。わたしは被災したわけじゃないけど、人間としての器が小さいばかりに、こころが鈍くなりました。それでも、すばちゃんの歌を聴いていると温かい涙がでてくるから、癒し効果がすごいんだと思います。

さらに、モンハンCMでのすばちゃんの笑顔がまたわたしの気持ちをやわらげてくれて。そして、普段エイトの夢は見ないのに、木曜日の早朝、横山さんが夢に出てきてくれました。なぜかバスケ選手設定で、大一番の試合に勝って、ぶっちゃいくな顔で鼻水を流して泣いていました(わたし、観客。夢でも距離変わらず)。

目が覚めて、あ、そっかわたし横山さんが好きだったんだ!と思い出しました。記憶喪失か。でもあのひどい揺れとその後のたくさんの情報は、それくらいのショックだったんです。東京のわたしでもこうなんだから、大変な思いをされている方々の負担は計り知れません。

横山さん、引き戻しに来てくれてありがとう。

そして、えいたー仲間のみなさんにはとてもとても助けていただいています。ハイクやついったで励ましてくださったみなさん、メールで優しい言葉を送ってくださったみなさん、どうもありがとうございます。ひとりぼっちの時に、どんなに心強かったか。本当に、このご恩は一生忘れませんと昔話の台詞を言いたいくらい感謝しています。みなさんに何かあったら次は頼りになれるよう、しっかり生きてゆきます。

これからも色々あるのだろうけど、もう前みたいには戻れないかもしれないけれど、前よりもっと良くなるようにわたしもがんばります。

避難された方々が早くおうちに帰れますように。ちゃんとごはんを食べられますように。行方不明の方々が見つかりますように。犠牲になった方々が忘れ去られませんように。

おやすみなさい。明日も良い日になりますように。