カイザーとライチ

カイザーとライチとケンタロウスのレコメン!


レコメンを聞くのが辛くなってきたのはいつ頃からだったか。ヒルナンが二年目に入ってから明らかに質が落ち、更に昨年秋の改変で芸人さんがパーソナリティとして毎回かなりの時間出るようになって、みんながどんどん聞かなくなっていった。わたしは、その芸人さんと横山さんのやりとりが不快でたまらなく、毎週木曜日になると心底辛かった。芸人さんの芸風がわたしの好きな方向(まるちゃんみたいなみんなを幸せにする笑いが好き)とは真逆で不快なこと、横山さんが彼を対等な仕事相手や友達としてではなく、下にみたような後輩に対するような態度を見せること、なぜか文化放送が彼を持ち上げ彼に関するメールを読ませたり何度も登場させること。理解ができなかった。聞かなければいいのかもしれないけど、時には楽しいよこひな会話があったりするから諦めきれなくて。なんとなく聞きつつ、嫌な気分になったらラジオの電源を切ることを続けていた。

ちょっと変化があったかなと思ったのは今年に入ってから。ひなちゃんが誕生日で抱負を言う時になぜか横山さんが「これからも気を引き締めていきたいと思いますんでよろしくお願いします」と言った。ひなちゃんの保護者気取りか!と思ったけど自分の決意表明でもあったと受け取っても良いでしょうか。

そして、先週は健人くんがゲストにきてくれました。すごく面白かった。楽しかった。終わったあと、うれしくて20分くらいメソメソしてしまった。わたしの好きな横山さんのレコメンだった。こうなったのは、とにかく健人くんの性格が良いということにつきる。ここでいう性格の良さというのは、単純に優しいとかではなく、なんというか、なんというのでしょう。まず、健人くんはちょっと変わった子なんだなと感じた。しかも、横山さんが好きなタイプの愛される変な子だった。良い意味で動物的なものも感じた。常識や慣習にあまり縛られない子なのでは。考えるより、感覚で突っ走るような。そして真っ直ぐ。それが若さからくるのか、本来の性格なのかは分からないけど。

開始すぐ、そつなくコンサートなどの宣伝をしたことに対し横山さんが「関西の子はもっとぐいぐい来る」と言ったけど、その1時間半後「横山くんと村上くんにあだ名つけていいですか!カイザー。横山くん。村上くんはライチ」って自らばーっとしゃべるからたまげた。なんと物怖じしない。逆に年が一回りも違うから?おまけにひなちゃんを「ひなくん」と呼びだすし。その後に「勘弁してくださいよカイザー」だよ。あれは考えてきたの?それともその場での思いつきなの?桃子がブレイクしためちゃイケを連想させた。あれは、桃子はひとりで「こうしよう」って戦略を考えて行ったのだ。その心意気に加藤さんが応えてくれたから今がある。横山さんが、最初は中島くんと呼んでいたのに健人くんになり、最後に健人と言ったことに、めちゃイケと同じカタルシスを感じた。

横山さんの面白かったところ、聞き所は、健人くんが関ジュの子たちとご飯に行ったという話をしたとき、間髪いれずお会計はだれがしたのか聞いたとこ(そして可愛いのは関ジュと仲がいいと知ってうれしそうな声を出すひなちゃん)。あまりにもいつも聞くから面白くもないし反対に嫌な感じもするけど、聞きすぎで反対に笑ってしまった。また、うちの村上もすごいんです!っていつものパターンに持っていって、ひなちゃんも期待を裏切らず面白かったところがさすがラジオスター。CSでドラゴンボール見ていて詳しい健人くんを試すようにマニアックな話を進めたところがいつものドラゴンボール話の横山さんできゅんとして懐かしかった。健人くんに対する接し方も、すごく良かったと思う。若い子と接するのがうまいのはすばちゃんだけど、そういううまさではないけど、仕事人としてかっこいい接し方でした。

横山さんて、相手次第なところがあるんだなぁ。

最近のレコメンはゲストが来た時の方が面白いけど、今回は格別の面白さで、健人くんの可愛らしさも伝わったけど、それ以上によこひなのレコメンってこれだよね!!って忘れかけていたことをまた感じさせてくれた。よこひなにも良い刺激になったようだし、健人くん本当にありがとう。やっぱりこの暗い世界を明るくするために天が遣わせた存在なのでは。また来てね。

そして、まだまだわたしはよこひなレコメンを諦めません。