[よこやまさん] 泣くな、はらちゃん
はらちゃんが終わってしまいました。
みなさん大絶賛されているとおり、わたしも大好きな大事な作品になりました。テレビドラマって、最高の表現方法になり得ると思います。映画が苦手(映画館が怖い、2時間もじっとしてられない、2時間で登場人物に愛着がわかない)なので、こういうドラマを見ると、「ドラマだってできるんだ!」ってうれしくなります。
忘れていること、気づかないふりをしていることを、ばんっと目の前に出されるような台詞がたくさんあって、毎回のようにわんわん泣いてしまいました。♩世界中の敵に降参さ、戦う意思はない〜わたしのことはほっといて、という歌をきいてわたしの歌だ!と思いましたが、実は多くのひとがそう感じていたのですよね。そしてわたしは、漫画世界のはらちゃんとアイドル界の横山さんをだぶらせて見ていました。だから、越前さんがどうやって決着をつけるかドキドキして見守っていました。怖かったです。わたしの横山さんへのスタンスを決定づけられるきがして。
小さい頃は、目に見えない友達に支えられたり一緒に遊んだりするものですが、はらちゃんは越前さんにとって大人版のそんな存在なのでしょう。
最後のシーン、天気雨の中、越前さんが走って転んでしまって。顔をあげたら、はらちゃんが傘をさしていたシーン。ふたりともにっこり。実際の出来事というより、越前さんの心の中を表しているシーンなのではないかと感じました。
わたしの心の中でも、横山さんが傘をさしていてくれています。アイドルに対しての感情の向け方、受け取り方は人それぞれだと思いますが、わたしにとっての横山さんはいつもそういう存在でした。そのシーンを見た時に、そういうことなんだな、と理解しました。謎がとけた気分です。
はらちゃんが言っていたように、わたしも世界と両想いに、自分と両想いになりたいです。
(昨日のミキティのライブがしあわせすぎて、センチメンタル)
あと、まるちゃんがこんな素敵な作品に参加できて良かった。最終話の、車でのはらちゃんと田中くんのシーン。まるちゃんの表情が素晴らしかった。心が揺さぶられました。次の作品も楽しみです。