Berryz工房楽曲大賞
Berryz工房は今年でデビュー１０周年ということで、有志の方々が楽曲大賞を開催してくれ、結果はもう出ていますが、自分の結果を載せておきます。
楽曲部門
１位 ギャグ１００回分愛してください
めちゃくちゃ可愛く、中毒性のある曲。発売当時から何百回と聴いているのに、まったく飽きず毎回新鮮な気持ちで聴けます。発売当時は中学生の幼い恋心を歌っているはずだったのに、「５年後でも腕を組んで、１０年後もイチャイチャ」を現実のものとした今のベリとファンなら、「好きなままで最低７０年」「おじいちゃんでもおシャレしてね、おばあちゃんでもルージュ引くわ」もきっとそうなるだろうと確信的な夢を見られる、ベリとファンのラブソングとして成長した幸せな曲だと思います。
２位 Loving you too much
大人になっていくことの楽しさと切なさを表現しつくした曲。それを、発売当時実際に大人になりつつあったベリが明るく楽しく歌うことに意味があったと思います。ベリの人生讃歌のようで。また、「最上級の愛とはどういうのか見せてあげる」という強くかっこいい女性像にしびれました。また、このMV（Party Ver.）が素晴らしい。カットなしで撮っているので高度なアイドルスキルがいる中、かわいさを次々繰り出すベリのみんな。わちゃわちゃでキュートとハッピーがつまった最高傑作です。
３位 スッペシャルジェネレ〜ション
ローティーンの焦燥感を描かせたらつんくさんにかなう人はいないと思います。最初に聴いたときの衝撃は今でも思い出せます。「池袋過ぎたって」という歌詞で主人公のバックグラウンドを説明してしまうところ、「１００万年」という非現実的な単語と「地下鉄」という日常的な単語の組み合わせで１０代特有の不安定さを演出するところ、かっこいい曲なのに「スッペシャル」と少しはずして可愛げのあるタイトルにするところ、全部が上手く作用しています。そして、コンサートでは曲の意味を超越して会場を巻き込み、最高に盛り上げてくれるベリのひとりひとりの力量も込みで好きな曲です。
４位 すっちゃかめっちゃか〜
音源で聴いたときは全くひっかからなかったのに、コンサートで見て好きになりました。意味はよくわからない、けれどすごく楽しい、最高にベリらしい一曲。めちゃくちゃに盛り上がった後に「君はこんなに愛されてんぞ」と力強いメッセージを桃子ちゃんと雅ちゃんに歌われたときのカタルシスが素晴らしいです。
５位 VERY BEAUTY
イントロが流れた瞬間にその場の空気を変え、あの早春の雰囲気を思い出させてくれる曲。思春期途中のベリのみんなが素直に「ステキな女性になりたくて」と訴える姿がいじらしく、同時にとても美しかったです。今のベリが歌うと、当時とは違って母性すら感じさせるような曲に聞こえるところが愛しいです。これからも少しずつ聞こえ方が変わってくるだろうと思うので、歌い続けてほしいです。（動画は梨沙子と、℃-uteの愛理バージョン。二人とも当時１４歳で、その年でこんなに歌えて尚且つ初々しさもあって、女の子ってステキ！！と感動します。語り継がれるべきステージです）
MV部門
１位 付き合ってるのに片想い
文句なしに清く正しく美しい、後世に残したい映像。月と竹と日本家屋、オリエンタルなドレスを着た裸足のみんな。竹取物語を意識したセットで、月明かりに照らされてニコニコで歌い踊る。作りこんだ世界観が好き！もっと評価されてもいいMVと思います。
２位 友達は友達なんだ
言っておくと、本当は一番好きなMVはLoving you too muchのパーティーバージョンです（上に貼っている）。けど、バージョン違いは投票できないとのことなので。Loving you too muchと、この友達は友達なんだと３位にしたありがとう！おともだち。に共通するのは、ベリの７人がわちゃわちゃ仲良くしているところ。エイトでいうとマイホームのMVのような。このMVでは桃子が主人公になっていて、歌詞の通り最初は仲良ししていた仲間が彼氏ができて離れて行って、でもやっぱり仲良しだよ、っていうストーリーです。みんながいなくなってぽつんとしている桃子、みんなが戻ってきてくれてうれしそうな桃子、あぁ桃子！そして、最後の方に挿入されている朝焼けの干潟のような海辺でのシーンがすごく美しい。みんな裸足で肩を組んで歌ったり、走り回ったり、わちゃわちゃ。個人的な話ですが、わたしは干潟の景色が大好き、朝焼けが大好き、そしてアイドルの裸足が大好きなのでとてもテンションあがります。アイドルのMVは、実際の関係性が透けて見えるようなストーリー物が最高だと思います。
３位 ありがとう！おともだち。
これも素晴らしい曲でありMVです。歌詞を読んだだけで涙が出てくる…。真の姿は小学生か中学生の女の子なのではないかという噂が立つほど、つんくさんはその年代の心境を描くのが上手いです。自分が小学生だった時の気持ちを思い出させてくれる。簡単に言うと「友達ができてうれしいな、友達とあんなことこんなことしたいな、一緒にいるだけで楽しいな、大人になっても友達でいようね」という曲なのですが、それを実際に子供でいつも一緒にいたベリが歌っていたところがまず奇跡的。そして今大人になっても仲良く一緒にいるという事実を踏まえてこのMVを見ると、一層ベリというグループの唯一無二さを感じます。
あと、もうひとつ挙げられるとしたらジンギスカンです。幼稚園のステージで歌い踊るべりと、観客の幼稚園児がお祭り騒ぎ。ベリの表情も良くて、このMVを初めて見たときベリの時代が始まったわ！と思ったものです。
アルバム部門
アルバムは、その時の気分で三つ選んで投票しました。4th 愛のなんちゃら指数、5(FIVE)、Berryzマンション9階。いくつかアルバムの感想を残しておきます。
1st 超ベリーズは、ローティーン感にあふれていて瑞々しく名曲揃い。シングルのピリリと行こう！がすごく好きで、よく聴きます。単純なメロディに単純な歌詞だけど、元気づけられる。蝉はこのアルバムの象徴的な一曲。あなたなしでは生きてゆけない、がデビュー曲で良かったなぁと今思います。当時は、子供にこんな大人な曲歌わせないでと思っていたけれど、あれから１０年経つとちょうロックですよね。当時アップフロントがどこまで先を見据えていたかは分からないけれど、ベリと℃-uteを育て上げたことには頭が下がります。
第(2)成長記は、スペジェネ、呪縛、シンデレラ、ハピネス…とシングルが素晴らしい！！あとはやはり、さぼり。好きな人と塾をさぼるストーリーなのですが、初恋というテーマをここまで可愛くせつなく描いた曲が他にありますか！
4th 愛のなんちゃら指数。ハロプロのジャンルのひとつに、マイナー調でテンポが速くてコンサートですごく盛り上がる曲、というのがあります（エイトでいう浮世みたいな？）。イントロが始まるだけで高まる一曲。4th 愛のなんちゃら指数だと、サヨナラ激しき恋がそう。真ん中あたりに入っているこの曲が印象的で、このアルバムの芯になっています。胸騒ぎスカーレットも同様なジャンルですが、こちらは更に歌詞も良くて。初恋の焦燥感を「アーケード走り抜け 信号が青になる」という歌詞で表しているのがすごい。思い立ったら吉でっせと、笑っちゃおうよBOY FRIENDの関西弁曲も可愛く効いているアルバムです。
5(FIVE)は、個人的にここがベリが少女から女性になったあたりだなぁと思っています。バカにしないでは定番に盛り上がる一曲。かっこいい。HAPPY!Stand Upも行け行けモンキーダンスもいつ聞いても気分があがります。真ん中に入っているCLAP!がベリとしては珍しく世界の平和系で、可愛らしくて一緒に手拍子できるのが楽しい。全体的に陰の雰囲気があるアルバムですが、最後のBE（ヲタ卒推奨ソング）が、ハローでも屈指の清らかな曲で、後味がよいアルバムです。
6th 雄叫びアルバム。このアルバムもよく聴きます。雄叫びボーイ WAO!が楽曲部門に入れようか迷ったほど好き。かっこよく突き進む強い女性像の曲です。あと、君の友達と希望の夜という二つのバラードがすごく良くて。君の友達は男目線でセリフも入っているのでコミックソング一歩手前かもしれないけれど、メロディが美しい。あとは、シングルのライバルがやっぱりずば抜けて可愛らしくて前向きで大好きです。
7 Berryz タイムス。これもいいアルバム！どれもいいアルバムなのだ。シングル曲が力強くてかっこいいのが特徴のアルバムです。ベリが完全な大人の女性になったと感じられた一枚。盛り上がる曲ばかりだけど、１曲目の一丁目ロック。ライブだとファンがコーラスを入れるところがあって、その時のベリを盛り立てている会場の一体感がやみつきです。ガールズタイムスは、モータウンってやつですね。ハローによくあるジャンルですが、こういうのが好きなんだよねぇ。そして、女のプライド。明るく前向きに生きていく強い女性像の曲。ハローの曲の、こういうところが大好き。
Berryzマンション9階、最新アルバム。シングルのBe 元気＜成せば成るっ!＞が可愛くて元気づけられます。全員曲のアルバム曲は少ないけれど、数人で歌っている男前となんだかんだで良い感じ！がすごく好き。千奈美とまあさのなんだかんだで良い感じでは「やっぱり赤いバラをください」という歌詞があるのだけれど、ファンに向けた言葉のようでつんくさんやるなぁと思います。
